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月次血液検査data

月次生血液検査data

2016年5月及び、6月度

 
このデーターは5月、6月の第2月曜日(9:10~13:10)、透析の採血に基づく血液検査の結果です。
 なお、表中のデータは、目標値に適合しない主な項目のみを比較標記しております。
検査項目基準値5月度6月度対比
tk/v(透析効率)男=1.8、女=2.0以上1.251.49改善
尿素窒素(BUN)20~70mg/dL74.273.0改善
カリウム(K)4.5~5.5mEq/L6.06.1低下
ヘモグロビン(Hb)10~12g/dL12.712.7不変







3月以降、都合により暫く休んでおりましたが、本日より再開いたしました。

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月次血液学検査データ

月次血液学検査データ

2014年4月度

この生化学検査データは、目標値に適合しない項目のみ表示しています。
4月8日(火)に行った透析時のもです。透析時間は、8:30~12:30(4時間)
検査項目透析前目標値3月度data4月度data対目標値比
赤血球数(RBC)
330~390×104/μL
228270かなりの低値
血色素量(Hb)
10.0~11.og/dL
  
7.59.0近似値  ?
ヘマトグリッと(Ht)
30.0~33.0%
23.428.8かなりの低値







※赤血球数(RBC)
赤血球は、細胞内に含まれるヘモグロビンによって肺で受け取った酸素を体内に供給し、体内で発生した炭酸ガスを肺で放出するガス交換を行っています。貧血をみるとき検査します。この数値が低いと貧血が疑われます。骨髄による造血機能を反映します。
 透析患者の目標値は、透析前数値で「330~390」です。 

※血色素量(Hb)
血色素量は、赤血球内に含まれる血色素(ヘモグロビン)の量のことを言います。この数値が低いと貧血が疑われます。
透析患者の目標値は、透析前数値で「10.0~11.0」です。動脈硬化性病変が少なく活動性の高い比較的若年透析患者の目標値は、透析前数値で「11.0~12.0」です。
尚、血色素量(Hb)とヘマトクリット(Ht)との関係は、Hb1g/dlが概ねHt3%です。
例:低姿勢又は中腰の状態から立ち上がるとき眩暈が生じます。

※ヘマトグリッと(Ht)
ヘマトクリットは、全血液中の赤血球の占める容積比率のことです。貧血があるかないかチェックする数値です。
健康な腎臓では、エリスロポエチンという造血ホルモンが作られますが、腎不全になるとこの造血ホルモンが減り、貧血になります。
他に貧血をチェックする数値としてヘモグロビン(Hb)、赤血球(RBC)等がありますが、このヘマトクリットが一番良く使われます。
透析患者の目標値は、透析前数値で「30.0~33.0」です。動脈硬化性病変が少なく活動性の高い比較的若年透析患者の目標値は、透析前数値で「33.0~36.0」です。
ただし、ヘマトクリットが上がりすぎると(40を大きく超えて45とか50とか)、血液の流れが悪くなり、血液の粘稠度が増していわゆる「ドロドロ血液」になります。また、ヘマトクリットが高くなると、透析効率、つまり透析での毒素の除去が悪くなります。即ち、同じ時間透析でダイアライザーも同じ、血流が同じでも、ヘマトが高い人は毒素の除去が悪くなります。さらに、高血圧が強くなったり、カリウムが高くなったり、またシャントが閉塞したりすることがありますので、注意が必要です。
尚、ヘマトクリット値は、採血から測定までの間に様々な要因で変動することから、欧米のガイドラインではヘモグロビン(Hb)値で表現すべきことが強調されています。ヘマトクリット値が以下の通り採血条件によって大きく異なることを認識しておく必要があります。
<採血日>
 わが国では通常週はじめの透析開始前の採血が大部分ですが、欧米では週中日(月水金では水曜)のデータが用いられています。しかし、一般に週はじめの体重増加量は中日より大であり、希釈により過小評価されています。
 因みに、某施設では週中日のヘマトクリット値は、週はじめに比べ平均0.57ポイント高値であったことが報告されています。
<体位>
 ヘマトクリット値は採血時の体位によっても変動します。即ち、透析前の座位に比べ臥位後10分のヘマトクリット値は平均2ポイントも低下し、また臥位後も30分以上ヘマトクリット値が低下し続けることも知られています。
 これは、臥床すると循環血液量が増加し、血液が希釈されるためと考えられています。
<透析前後>
 除水により血液が濃縮されるため、透析後にはヘマトクリット値は一般に上昇します。(除水の少ない場合は体位の影響が勝って低下するときもあります。)即ち、ヘマトクリット値の透析前値と上昇%は相関し、除水率とも相関します。
 ヘマトクリット値に関する議論はすべて透析前値で論じられていますが、本来ドライウエイト(透析後)でのヘマトクリット値を論じるべきとも考えられ、除水量の多い患者では透析後値も測定すべきです。
(引用;二人会)

※罹り付けのクリニックでは、透析後の血液検査データ測定は、3ヶ月に1度のため毎月の確認は不可能。

月次血液検査データ

月次血液検査データ

2014年1月度

この検査データは、1月7日(火)4時間の血液透析に基づくデータです。
検査項目目標値12月度data1月度data対前月比
クレアチニン15mg/dL以下14.1113.94
無機リン6mg/dL以下4.96.4
AST(GOT)11~35U/L2043
ALP100~300U/L339385







※1.表中以外の検査項目については、目標値の範囲内に納まっているため割愛しました。
 
※2.先月来、恐怖の生理(便秘?)現象に襲われていますが、原因は空気の乾燥による水分不足ではないかと思われます。
 
※3.恐怖の生理現象に悩ませられて以来、透析時担当医に再三相談の結果、適切なアドバイスがないまま40日程経ました。

※4.医師や看護師は、:塩分摂取に対する注意を喚起されますが、適度の水分補給についてのアドバイスを受けた記憶がない。

※5.医師は患者に対し、1日に必要な水分量と水分の蒸発量について、説明するべきであると感じます。特に冬期は、空気の乾燥に配慮すべきとおもわれます。

※6.従来の水分摂取(含食品水分)量は約1400~1600ml/日、これを1月13日から約2000ml/程度に引き上げた結果、幾分便通改善の兆しが見られるようになり体調・気分とも楽になりました。

※7.これまで服用していた便秘薬のアローゼン、潤腸湯はストップしています。


甲状腺機能亢進症 HTP-inntuck

続発性副甲状腺機能亢進症(PTH-INT)


*続発性副甲状腺機能亢進症とは、
・副甲状腺以外の病変によって起こった低カルシウム血症のため、カルシウム濃度を上げようとして、二次的に甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態のこと。

・持続的に副甲状腺が刺激されるため、副甲状腺は過形成となり、増加した副甲状腺ホルモンにより、血中カルシウム濃度の低下程度は改善されますが、その代償として、骨密度の減少や、異所性石灰化などが起こってきます。

・慢性腎不全で透析中の患者にみられる腎性骨異栄養症が典型例で、そのほか、吸収不全症候群などの消化管疾患、抗けいれん薬や骨吸収抑制剤などの薬剤投与中で、低カルシウム血症の起こってくる場合もみられるとのこと。

・2ヶ月毎の「PTH-INT」血液検査値
基準値目標値5月7月9月内服薬 / 朝食後1錠 
10~65pg/ml60~240100103118ロカルトロール錠  0.25μg




*慢性腎不全では、次の①~②により、副甲状腺から副甲状腺ホルモン「PTH」がたくさん分泌されます。

①高リン血症
・リンは殆どが腎臓から排泄されるので、慢性腎不全では血液中にはリンが溜まってきます。溜まったリンは、直接副甲状腺を刺激します。

②活性型ビタミンD不足
・ビタミンDは腎臓で活性化されるので、これが不足すると食物中のカルシウムを腸から吸収できなくなります。(カルシウムを腸から吸収するためには、活性型ビタミンDの助けが必要です。)

・カルシウムを腸から吸収できなくなると、血液中のカルシウムが減ります。(低カルシウム血症)

・以上二つの理由により、副甲状腺から副甲状腺ホルモンがたくさん分泌されると、最大のカルシウム貯蔵庫である骨を溶かし、血液中の不足したカルシウムを補います。このように、副甲状腺ホルモンがたくさん分泌され続ける病気を「二次性副甲状腺機能亢進症」と言います。

貧血症状の改善

貧血症状の改善

<貧血の症状>
低い姿勢から立ちあがると一瞬眼の前が真っ暗になり意識朦朧とし、転倒するような状態に見舞われたことがしばしばありました。しかし、正常人の腎臓では、エスポロエチンという造血ホルモンが造られますが、腎不全になるとこの造血ホルモンが減少して貧血になるとのことです。

<ヘマトクリット>
貧血を確認する数値としては、この「ヘマトクリット(Ht)」の他にヘモグロビン(Hb)、赤血球(RBC)等があります。このヘマトクリットは一番よく使われているとのこと。
透析患者の目標値値…→「30.0~33.0%」、動脈硬化性病変が少なく活動性の高い比較的若年透析患者の目標値は、透析前数値で「33.0~36.0%」とされています。ただし、ヘマトクリットが上がりすぎると(40~45~50%)血液の流れが悪くなり、血液の粘稠度が増し、いわゆる「ドロドロの血液」になります。また、ヘマトクリットが高くなると、透析での毒素の去効率が悪くなり、ヘマトクリットが高い人は、毒素の除去が悪くなり、更に血圧やカリウム値が高くなったり、シャントが閉塞したりすることがありますので、要注意とのこと。

<透析前後>
除水により血液が凝縮されているため、透析後にはヘマトクリット値は一般より上昇します。ヘマトクリット値の透析前値と上昇率は相関し、除水率とも相関します。
ヘマトクリット値については、透析前値で論じられているが、本来は透析後(ドライウイト)の値で論じべきものと考えられます。除水量の多い患者では透析後の値も測定すべきであると思われます。

<貧血の改善>
透析終了時に「鉄欠乏性貧血の治療剤」(フェジン)を、また「赤血球造血刺激因子製剤(ネスプ)」を血液回路のダイアライザーから静脈内へワンショット注入します。これにより貧血症状は現れなくなりました。

 〈血液検査値〉
項目目標値7月8月9月
ヘマトクリット〈Ht〉30.0~33.0%30.4035.636.9
ヘモグロビン〈Hb〉10.0~11.0g/dL10.811.011.5
赤血球〈RBC)透析前値330~390×104/μL359359377






*血液検査値により疑われる病気
<ヘマトクリット>
・高値の場合‥➞脱水、多血症など
・低値の場合‥➞水血症、各種貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血など)妊娠など

<ヘモグロビン>
・高値の場合‥➞脱水、多血症など
・低値の場合‥➞水血症、各種貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血など)妊娠など

<赤血球数>
・高値の場合‥➞脱水、多血症、赤血球増加症など
・低値の場合‥➞各種貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血など)、白血病、悪性腫瘍、妊娠など

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akisora

Author:akisora
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千葉県在住 笑ちやんで~す 
2010年1月 血液透析(HD)導入
2011年1月 腹膜透析(PD)併用
2013年2月 腹膜透析(PD)中止
3回/週通院、血液透析治療